置かれた場所で咲きなさい
夏休み、先祖のお墓参りと合わせて念願の立山に登ぼりました。父も立山の写真を家や社長室に飾っていて、その写真を私に渡すくらい富山の人にとっては郷土のシンボルです。私もその写真は家に飾っています。そして今回次男と一緒に立山三山を8時間30分かけて縦走しました。立山三山とは立山の数ある中でも代表的なところで、雄山3003メートル。大汝山3015メートル。富士の折立2999メートルを登頂し真砂岳、別山2874メートルを経由し下山。室堂から周回約10.2km。最初は強風であおられ自然の厳しさを味わいつつ、その分、雲の流れや虹が見えたり、青空がとてもきれいで天空とはこのことだね!と感じながら歩くことが出来ました。山は見上げる空や遠くに見える景色も最高ですが、道中に咲く花、力強く生存している植物も私たちにエネルギーを与えてくれます。その立山は夏でも雪渓が残り冬は雪が深く積もります。そのような風雪を乗り越えてこの場所で、美しく咲く数々の花は凄いを超えて、素敵という言葉が似合います。
今回のテーマ「置かれた場所で咲きなさい」これは渡辺和子さん(ノートルダム清心女子大学学長)が書かれた本のタイトルです。「置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。咲けない時は根を下へ下へ降ろしましょう。時間の使い方は、そのまま命の使い方なのですよ。置かれたところで咲いていてください。どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時は無理に咲かなくてもいい。根を張るのです。次に咲く花が、より大きく美しいものとなるために。」(一部引用)立山で咲く自然の生命、渡辺和子さんの言葉は、我々の行動理念「やってみよう」3chのサイクルは、あきらめずに愚直に頑張っていくこと。自然から山から学びました。理念というミッションを持って日々行動し、置かれた場所を役割として精一杯行動し、いのち輝かせている姿が人の心に伝わる。それが個の力を高め、輝くことに繋がります。自然は偉大です。
2023/08/19 10:04 | サガショー通信