今回の夏休みは、北アルプス登山4泊5日の縦走にチャレンジをしました。薬師岳、鷲羽岳、黒部五郎岳、途中黒部川の源流を訪ね富山県、長野県、岐阜県を跨ぐ標高約2,900mの山々を練り歩きました。YAMAPの記録では37時間の登山。歩いた距離は約53kmでした。今回も次男に何とかついていきながら、無事に帰ってくることが出来ました。3日目の朝に撮った雷鳥の写真。雷鳥は天然記念物で神の使いと言われており遠くの山と空を見つめるような姿に神々しさを感じます。「物事に偶然はなく必然」と考えると頑張ってきたご褒美をもらった気分になり、運が良かったです。
運を引き寄せるには「行動」をすること。運ぶとも読むので、そういった意味で行動がまずは大事ですね。それには、自分がなりたい姿、実現したいイメージを描いて行動していくこと。それに向かってコツコツと努力をし続ける。実現したいイメージは、誰かの為になること、役に立つことを描くと良い。その行動は「利他」とも言います。利他は他へ利を差し伸べること。その反対は「利己」自分中心の思考や判断、行動。日頃の行いが良いと運が良いことが起きやすい。その反対が起こるとすれば、利己的なことをしてしまっていないか・・・と考えましょう。
山では、すれ違う人たちと必ず「こんにちは」と声を掛け合います。どんなに息が上がっていても、皆さんそのような行動をとっていました。また道を譲るときに「ありがとうございます」と伝える。そういった心がけのある人たちが集まる場所でした。
だから、雷鳥も安心して人間の前に表れるのかもしれませんね。利他の行動を心掛けていることで、そういったことも引き寄せられると思います。日々の縦走では、それぞれの山小屋を目標として目指し、雄大な景色を眺めながらビールを美味しく飲む!おかげさまで実現したいイメージが成し遂げられました(笑)。自然のエネルギーと感謝を分かち合えた北アルプス登山。心地よい疲労感が達成感に繋がった日々でした。
蛯谷康一
2024/08/28 11:23 | サガショー通信