
今年の夏は長く猛暑を超えて酷暑の日も多々ありました。熱中症に警戒しながら自分自身はもちろんのこと、家族の体調も含め体調に気を配り、お客様にご迷惑をかけずに仕事に取り組んだと思います。ご苦労様でした。秋分の日を迎え「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉にあるように秋の季節が追いついてきた感じです。その秋分の日に勝坂遺跡公園へ行ってみました。ここは縄文時代中期(約5,000年前)にあった集落の跡地で縄文土器などが発掘された場所。周囲の地形は段丘崖になっていて緑の木々が豊富で自然がとても豊かです。その断層からは湧水が流れていて、6月頃は蛍も飛んでいます。その遺跡下の段に鳩川・縄文の谷戸という場所があります。その場所には湧水を利用し作った田んぼがあります。有志の方々が毎年作っており、相模原の残る身近な自然を子供たちに残したいという思いで活動をされているそうです。勝坂にある遺跡と田んぼの景色は縄文時代の文化を思い起こさせる日本古くからの原風景。会社から車で15分ほど、自然が残る歴史の感じる場所は都会にはそうありません。相模原ならではのふるさとの誇りと親しみを感じます。写真にある稲に収穫の実をつけた様は「実るほど頭を垂れる稲穂かな。」この稲穂の実をたくさんつける姿は、今年のように酷暑を乗り越え、時に雨風もしのぎ、乗り越える力強さと成長しても頭を下げ、礼儀と謙虚さを忘れないように・・・その諺の意味から、日本の四季への感性や日本人としての在り方を感じます。冬に種を作り、春に苗に育て、夏にそれを植えて稲に育て秋に収穫をする。収穫に至るまでに手間を惜しまず、自然と共生して生きる。私たちも自然の一部。稲穂のしなやかな強さを見習い日々、そして生涯、成長していきましょう。
代表取締役 蛯谷康一
2025/09/26 17:06 | サガショー通信