成長シートの 「素直・謙虚さ」 は初心を忘れない、という意味です。
先般、我が社の評価の基準である成長シートの面談を行いました。その中でも素直・謙虚さという評価基準はサガショ一独特だと思います。 半期ごとに自己評価する際、 目指すべき役割や与えられた方針に対して自分を見つめ振り返れる。わたしは、それを良い定義と着眼点だと密かに思っています。 このアナブログを社外の人もホームぺ一 ジで読まれている方もいらっしゃるので、我が社の素直・謙虚さの内容をお伝えしたいと思います。

素直・謙虚さ(定義)一「素直な心」とは自分自身の「至らなさ」を認め、そこから努力するという謙虚な姿勢のことです。学ぶための第一歩です。素直・識虚さ(着眼点) 一本当に伸びる人は「素直な心」をもって人の意見を聞き常に反省し「自分自身」を見つめることのできる人です。という内容です。目に見えるものでなく、 中庸的ですが、実はこれが、「全員が同じ価値観・使命感を持ち人間力を作る」という社長の考え方に通じます。 また、仕事の成果を出す、能力を向上させていくには、こういった気持ちを持続させていくことが結果につながり、本人も成長を感じながら、前向きに仕事が出来ることにつながっていくのだと感じます。

「初心忘るべからず」 ということわざがありますが、 世阿弥は、 芸事をどの段階においても、 未熟と思い精進しなさいという意味で「初心」と説いたそうです。今まで、初心は若いころの気持ちを思い出して・・・と捉えていましたが、それに加えて、「時々の初心」そして「老後の初心」もあると聞き「なるほど」と納得しました。人生は、節目において生涯、初心忘るべからずなのです。会社においては、社長であれば、社長業としての課題と未来に向けて発展させなくてはならないこと。
社員の人は、等級や立場などその時に求められるもの、克服していかなければならないことなどまさにその時々にあります。 良い部分=強味を伸ばし、活かすためにも、その時々において「初心」に返り、時には未熟な部分を認め、反省し行動すること。
そういった、議虚な気持ちがその本人の強みを活かすコツです。 そのコツを 「コツコツ」と上達をするには、素直・議虚さ=初心を忘れない行動を。振り返ってみたときに、周りが成長したねと評価されて、その時に、 自分が変わったと気付くことができます。がんばりましょう。
蛯谷康一